2023年8月30日水曜日

明治のトンネル(鐘ヶ坂隧道)

丹波篠山市と丹波市を境する鐘ヶ坂には三本のトンネルが
あります。明治に掘られた鐘ヶ坂隧道、昭和に掘られた
鐘ヶ坂トンネル、平成に掘られた新鐘ヶ坂トンネルです。
明治のトンネルはレンガ造りとしては最古、現存する道路
トンネルとしては5番目の古さだそうです。曇り空で少し
暑さが和らいだ今日、明治のトンネルを見学してきました。
稲穂が黄金色に輝く田圃風景を車窓観光しながらのドライブ
を楽しみ、丹波篠山市追入の金山登山用第2駐車スペース
愛車Z号を停め、獣害ゲートから林道を歩き広場風のところ
を過ぎると明治のトンネル(丹波篠山市側)です。
綺麗に積まれた石積みのトンネル入り口を見ると、明治の
時代を遠くに感じません。
トンネル上部の有栖川親王揮毫の石造扁額「事成自同」は
茂った木の枝に隠れて一部を読むことが出来ません。
トンネル内部は10mほど先のゲートまで歩くことが出来、
煉瓦が積まれているのを見ることができます。
トンネル近くには寄付者の芳名録石碑がありました。

明治のトンネルの丹波市側を見るためにR176新鐘ヶ坂
トンネルを抜け、鐘ヶ坂公園へ走り公園駐車場にZ号を
停めます。公園掲示板に掲示された明治のトンネルの
説明書を読んでから、獣害ゲートの横を通り林道へと
歩を進めます。
雰囲気の良い林道を楽しく歩きます。
丹波市観光協会の説明板の建つ直ぐ先が明治のトンネル
丹波市側です。
三条実美公揮毫の石造扁額「鑿山化居」は良く見えます。
丹波市側も約10mほどトンネル内部を歩くことが出来ます。
 
トンネル入り口近くには石仏が祀られています。
開通記念碑でしょうか?Z爺には彫られている文字が難しく
読むことができませんでした。
こちらは寄付者の芳名録石碑のようです。
セミと鹿の鳴き声が聞こえるだけの静かな林道歩きと、
明治のトンネルは丹波篠山市側、丹波市側共に誰一人と
出会わずZ爺貸切りで楽しむことができました。

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