丹波篠山市と丹波市を境する鐘ヶ坂には三本のトンネルが
あります。明治に掘られた鐘ヶ坂隧道、昭和に掘られた
鐘ヶ坂トンネル、平成に掘られた新鐘ヶ坂トンネルです。
明治のトンネルはレンガ造りとしては最古、現存する道路
トンネルとしては5番目の古さだそうです。曇り空で少し
暑さが和らいだ今日、明治のトンネルを見学してきました。
稲穂が黄金色に輝く田圃風景を車窓観光しながらのドライブ
を楽しみ、丹波篠山市追入の金山登山用第2駐車スペースに
愛車Z号を停め、獣害ゲートから林道を歩き広場風のところ
を過ぎると明治のトンネル(丹波篠山市側)です。
綺麗に積まれた石積みのトンネル入り口を見ると、明治の
時代を遠くに感じません。
トンネル上部の有栖川親王揮毫の石造扁額「事成自同」は
茂った木の枝に隠れて一部を読むことが出来ません。
トンネル内部は10mほど先のゲートまで歩くことが出来、
煉瓦が積まれているのを見ることができます。
トンネル近くには寄付者の芳名録石碑がありました。
明治のトンネルの丹波市側を見るためにR176新鐘ヶ坂
トンネルを抜け、鐘ヶ坂公園へ走り公園駐車場にZ号を
停めます。公園掲示板に掲示された明治のトンネルの
説明書を読んでから、獣害ゲートの横を通り林道へと
歩を進めます。
雰囲気の良い林道を楽しく歩きます。
丹波市観光協会の説明板の建つ直ぐ先が明治のトンネル
丹波市側です。
三条実美公揮毫の石造扁額「鑿山化居」は良く見えます。
トンネル入り口近くには石仏が祀られています。開通記念碑でしょうか?Z爺には彫られている文字が難しく
出会わずZ爺貸切りで楽しむことができました。
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